【過去】「任せる」と「丸投げ」の違い

仕事をよく任されるというのはビジネスシーンでは良くある話だと思います。

ここでよく考えてみてください。
その任された仕事を取り組むときに、上司から「責任を持って」などと合わせて言われたことはいないでしょうか?
この時点でその仕事は任せるものから、丸投げに変わっています。
よく職場での新人はある仕事を任せられるレベルとなるとその事に盲信的になり、責任はともかくその仕事に影響のある部分まではなかなか見えません。

これはなぜなら本来、業務としての仕事は任せられて良いものであっても、この責任を請け負うのは上司であり、場合により社内での政治的な調整をするのも上司の仕事だからです。
私の場合、これができていない上司から言われた業務は全て勘違いしている丸投げだと考えています。
昨今のビジネスシーンでもこれらのマネジメントがしっかりできている上司というのは、私の経験上でも非常に少ないです。

また、こうした丸投げ体質を指摘したとしても、上司の更に上司にもこのような丸投げが横行しているので、そのような会社社会の中ではなかなか理解されません。
あからさまに何も知らない顔をして、責任逃れをしている上司と同罪な気がします。

業務を指示するだけが上司の仕事ではありません。
管理下の部下が日々の業務に集中できてこそ、よき職場環境に近づけるのだと思います。

あえてもう一度言いますが、業務に必要な調整などは、これまでを部下に指示するのではなく、これこそ上司が率先して動くことが上司の仕事の大部分を占める真のマネジメントだと思います。

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