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【日常】従業員が声をあげる権利

最近ですが、佐野のサービスエリアで従業員によるストライキで営業を停止していた状況が報道されました。 ちょうどお盆の時期と重なったこともあり、連日ニュースなどでも流れていました。 私自身の幼少期にも、よく鉄道会社やバス会社、タクシー会社などの交通インフラでもストライキにより運行を停止していたことがありました。 この時は事前に、何日の何時から何時までと通告などもしていたので、大きな問題にはならなかったのですが。 今ではストライキなどを行うと、このように大きな問題となるのはなぜでしょうか? 企業に属する会社員には労働法などに則って、組合を組織すること、またその組合を通してのストライキなどの権利が守られています。 しかし実態としては、社内規定で組合を組織することを認めない規定や、ストライキを行った場合の解雇規定のある企業も少し前まではあったようです。 実際に自身の属したことのある会社も、「社員による組合は認められない」との規定のある企業がありました。 日本の企業は基本的に、はみだす者(ここでは組合を組織する者、ストライキを決行する者)を認めない風潮があります。 これはあくまで推測ですが、旧日本軍を由来とする規律のようなものから引き継いでいる部分も一部あるような気がします。 ではなぜ、自身の幼少期にあった日々のストライキのような動きは許されていたのでしょうか? 答えは単純で、高度経済成長期だったからだと思います。 ストライキを決行してでも、会社の成長が見込めるから許される、会社も口承の席につく、そのようなサイクルがかつてはあったのではないでしょうか? しかし現代社会は、時間や業務に追われている反面、企業の確実的な成長の見込めるような状況ではありません。 だからこそ、従業員も企業もこれらの権利に積極的には動けず、何かあればニュースになるほどのことになってしまうのだと思います。 これは裏を返せば、企業にとってはブランディングを下げてしまう諸刃の剣となってしまうのですが…果たして今の社会でそれに気づいている経営者がどのくらいいるのか、これまた大きな疑問の残るところです。

【日常】インボイス制度による激震

私のようなフリーランス、個人事業主の環境を大きく覆しそうな国策にインボイス制度というものがあります。 インボイスとは適格請求書の発行ということで、2023年10月より実施される制度となります。 要は何かというと、一例を以下に。 仕事の発注業者する側が、以下の2パターンのフリーランサーに仕事を発注するとします。 ①免税事業者(恐らくほとんどの個人事業主はこちら) ②課税事業者(適格請求書を発行できる個人事業主) 今までは、これらのフリーランサーから10,000円の請求書が出た場合、発注業者が支払うのは消費税込みの10,800円で、消費税分の800円は、発注業者にとっては仕入額控除できる金額で、フリーランサーにとっては益税となる金額でした。 しかし、インボイス制度が適用されると、発注業者にとって仕入額控除できるのは、②の業者のみで、①の業者に依頼した場合、消費税10%増税後の11,000円と考えてその消費税分1,000円分が丸々消費税としての課税対象となってしまいます。 同じ仕事をどちらのフリーランサーへ発注するか、目に見えて明らかではないでしょうか。 上記は発注側から見た目線で、我々フリーランサーからすると、では②のように適格請求書を発行できる事業者として登録すれば…と思いますが、これは課税事業者へと変わりますので、上記の例でいう益税を今度は税金として国に納める必要が出てきます。 少額であれば気にならない方もいるかもしれませんが、数十万、数百万単位での仕事をする方であればその影響は大きいと思います。 ではなぜこのような制度が…一つは建前上、消費税10%の増税にともなって、軽減税率8%据え置きの状態、つまり実質的に税率が2つのパターン存在するようなもので、事業者ごとに請求書や納税の管理をしっかりやれよ的なことなのかと思っています。 でこれはあくまで建前で、もうひとつの事由としては我々フリーランスの事業者をよく思わず、正社員もしくは最低限、派遣社員としてでも企業に属して働いてくれということなのかなとも思います。 上記のような流れ、フリーランサーとしては働き方の負担増になるのは間違いないですし、何より仕事の発注がなければ、働くということが成り立たないのがフリーランスのとしての宿命なのですから。

【精神疾患】睡眠障害による眠気との闘い

メンタルクリニックで睡眠のリズムを整えるための睡眠導入剤や、抗不安薬を処方されると、深い睡眠はとれるようになるものの、日中の眠気に悩まされる方も多いのではないでしょうか? 私の場合も、時に仕事をしてようが、ゆっくりと休んでいるときにでも、耐え難い急な眠気に教われることがあります。 仕事中でなければ無理をせず、昼寝をとることもあるのですが、不思議と寝過ぎという感覚はないのです。 この昼寝で寝すぎたとしても、夜にはまた睡眠導入剤を服用してある程度の決まった時間に寝ることができるというのがあるからかもしれません。 ちなみに疾患のひどかった当初は、このリズムが崩れに崩れ、寝たいときにとにかく何時間でも寝るような生活が続いていました。 会社勤めをしていた頃には、一度だけふと耐え難い眠気に教われ、ウトウトしていたところを同僚に注意されたこともあります。 何も薬のせいだけではないのですが、これとは別に「 ナルコレプシー 」なる傷病もあるようです。 いずれにしても精神疾患は睡眠障害と大きな関わりがあり、この部分でも周囲の大きな理解が必要です。 2~3日眠れないときも、休めればそれだけでいいんです。 また、20~30時間続けて寝てしまうような状態でも、それで休めてればいいんです。 上記のような状態で理解を得るのは難しいのかもしれませんが、睡眠障害の治療の当初は時間的な感覚を考えず、とにかく体だけでなく脳を休めることを気に留めておくと良いのかもしれません。

【過去】プレイイングマネージャーという功罪

私は過去に一度だけ管理職への昇進を打診された経験があります。 当時は専門職を突き進む形で考えていましたので、単純にお断りしましたが、当時の会社の状況も関連しています。 何より、専門職手当と管理職手当での違いはありましたが、欠員による管理職への打診でもあったので、当時は自身のスキルに自信はあったものの、マネジメント力には全くの未知数であったため、丁重にお断りした次第です。 以後、プレイイングマネージャーという言葉を意識しつつも、転職などを経て、その実情を見てみると、これは相反するもので、矛盾している言葉だと感じました。 ある人事異動で、プレイヤーとして優秀な同僚が管理職へ昇進しましたが、結局のところ多忙を極め、マネージャーとしての管理能力は皆無、自身も退職を選択して、その部署ごと他部署に吸収合併されるという結末でした。 上記の例は極端かもしれませんが、また他の企業に在籍していた際にも、考課成績の良い社員が、管理職に登用された瞬間から社内の評価が逆転してしまい、結局のところ失敗の人事異動となった例が数多く散見されました。 社内で管理職と専門職両方での昇進キャリアが臨めるところならまだしも、プレイヤーとして良い成果を得たから、課長、部長…とキャリアプランを組む会社も多く、管理職にプレイヤーとしても、マネージャーとしても成果を求める企業が多いと思います。 結果としてその板挟みで潰され、会社を去る。 それで会社は人手不足となる。 そんなサイクルが続いている企業も少なくはないのではないでしょうか? 管理職にはマネジメントとしての力を伸ばせるよう、はじめからマネージャーとしてのキャリアを積み、優秀なプレイヤーであればよりその専門性を伸ばして評価をする。 そんな企業が増えれば、人手不足だけど優秀な人材がいない、などという企業も少なくなるのではないでしょうか。

【日常】内定辞退予測や退職代行サービスはナゼ求められる

私は会社勤めを離れて、はや数年経ちますが、昨今の就職市場ではリクナビで問題となった「内定辞退予測」や、20~30代に多い「退職代行サービス」が問題となっています。 前者は企業目線のサービスで、大手企業が利用していたとのことで大きく取りざたされていますが、このようなデータは本当に必要なものなのでしょうか? よく日本企業の人事業務というのは後進的といわれることがあります。 何より毎年の新卒採用など、海外からしたらあり得ないもので、恐らくですが、日本の戦前からの集団就職の文化を一部引き継いでいるようにも思えます。 後者のサービスは転職者側、就職売り手市場となってきている昨今だからこその側面があると思います。 企業としては長く優秀な人材を確保しておきたいのが常かと思いますが、終身雇用もないような今の時代には、スキルアップとしての転職も当然ながら選択肢としてあるわけで、退職の煩わしさを代行するというただ1点に目をつけたビジネスです。 日本企業の場合、退職すると決めても明日すぐというわけにもいかず、挨拶回りや送別会、また上司による引き留めもあるかもしれません。 このサービスは、あたかも弁護士のように退職希望者と会社の間に入り、過度な連絡やり取りなく退職できるようにするの、まさに旧来の企業にとっては盲点のサービスではないでしょうか。 私の就職歴の場合、まず新卒での就職活動というものは一切行っていません。 当時から少しずつ囁かれていた、全員が同じようなリクルートスーツを着て、大会場での就職フェアなどに参加するのが馬鹿らしく思えてならなかったためです。 また、当時は就職氷河期と言われる完全に買い手市場でしたが、転職時などに内定の段階でも説明を聞いた限り納得のできなかった企業には、他が決まった等、正当な理由でお断りすることもありました。 過去に会社を退職する際にも、よく社内規定などで「2週間前までに申し出ること」などとあった場合にはそれに従いましたし、上司による引き留めの際にも、自身の意志が固いとわかると「代わりの兵隊なんていくらでもいる」などの暴言もあまんじて受けたこともありました。 要は今までの就職・転職市場が自分の意思で完全に動けるようなものではなく、ある程度のレールがあったようですが、ここ数年で企業に左右されず、自身の意思で市場を渡り歩く人が増え

【過去】満員電車が平気な日本人

私がサラリーマンの頃のストレスのひとつに「満員電車」がありました。 毎日決まった時間に、同じ電車の車両で、すし詰め状態になる…考えただけでも、嫌になります。 さらに運が悪ければ、ケンカなどによる怒号もあり…もはや恐怖以外の何物でもありません。 外国の方にも、最初は面白半分に聞かれますが、何故あれが平気なのかと、当然のように不思議がられます。 一部、東日本大震災のときにも話題になりましたが、電車という交通手段がなくなると通勤ができない、=(イコール)仕事ができない、という状態が根付いているのが日本だと思います。 これを教訓に、今でこそ少しは多様性のある働き方が叫ばれていますが、通勤時の満員電車による根強い弊害は解消に至っていません。 諸外国では、電車の車両ごとに、一等車、二等車…など料金を車両ごとに分けたり、車での通勤が当たり前の国もあります。 日本にも女性専用車両こそあるものの、車通勤などは特に満員電車となるような都心の企業では、駐車場事情などで社内規定で禁止されている会社が多いと思います。 ただ、これだけの長い歴史のある満員電車という社会ですから、例え個々が少しずつ考えを改めていこうといってもそうそう改善されるものではないと思うほど、根深いものだと思います。 例えばある企業がこの満員電車に対して何か画期的な対策を出せればニュースにすらなるほどのものだと思います。

【精神疾患】退職後の生活

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私の場合、半年間の休職期間満了による退職となりました。 まず先立つものは経済的な心配ですが、傷病手当を受給中かつ、GLTDという保険にも加入していたため、前者は最初の受給日から1年半まで月収の6割ほどを受給、後者は受給開始から2年間まで月収の2割ほどを受給というものです。 私の場合は傷病手当の手続きは休職後すぐに行い受給に至りましたが、GLTDは並行して行えたものの、退職後に手続きを行い、休職日から起算して半年ごとくらいにこの期間分をまとめて受給する形を取りました。 では、雇用保険の失業給付はどうしていたかというと…自己都合の退職ではないため、待機期間なしに受給できる状態でしたが、ご覧のとおりすぐに就労できる状態ではなかったため、受給期間延長の手続きを行い結果、この延長期間を解除して受給手続きまでは1年ほどを要しました。 おおよその退職からの1年間の期間ですが、やはり税金の支払いが大きな支出となったのは事実です。 基本的に貯金と受給していた手当をやりくりして、住民税、国民健康保険料、国民年金…などを支払っていたのですが、どうやら退職前後の国民年金の支払いを数ヵ月分だけ失念していたらしく、退職後の半年くらいで「特別催告状」なるものもが来て、とても驚いたのを覚えています。 どうやら以前よりも年金の徴収が厳しくなっているようですが、精神疾患の真っ只中の状態にあった当時の自身には、逆にもろに体調的にも悪影響でした。 失念していた数ヵ月分をまとめて支払い、事なきを得たようですが、まさか年金機構より督促状のようなものが来るとは知らなかったので、1~2週間くらい悩み、不安で動けなくなった…とはいえ失念していた自身が悪いのですが… 当時はギリギリ支払えた状態でしたが、苦心する場合は、ちゃんと年金事務所に相談することが正しいようですね。 今回は退職後の生活というより、経済事情的な話になってしまいましたが、今度は回復期的な過程もお伝えしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

【日常】印鑑の文化とサインの文化

以前のブログ記事で「 日本と海外の働き方の違い 」を論じましたが、もう少し掘り下げて、書類やサインの扱いにもその違いがあります。 日本では、特に金融関係の場では、はんこ印鑑といったものが必須となっています。 また、これに限らず、普通の企業でも社内書類のやり取りや、一般でも契約書などでの押印は当たり前のこととして認識されているのではないでしょうか? しかしながら、海外も方と書類のやり取りを行う場合、そのほとんどが自筆のサインを求められます。 以前、冗談混じりに海外の方から、「なぜ日本人は偽造も簡単な印鑑で信用書類を承認できるの?」何て言われたことがあります。 日本は古くから最古の印鑑「漢倭奴国王」の金印にはじまり、かつては血判などまであった印鑑文化が根付いているもので、儀式的な要素もあるのかなと個人的には思っていますが、 これを否定するつもりはありません。 今では自筆のサインで済む場合も少なからずありますし… あえて比較するならば、日本よりも海外の方が筆跡の部分が思ったよりも生活に入り込んでいるのかなと思うくらいです。 ビジネスサインの確認の際にも、筆跡鑑定などでそのサインの再現性を見られることが多いようにも個人的には感じています。 外国の方からすると、今では「ハンコ」というと海外観光客のお土産としても人気のあるもののようですから、それもまた一興なのかと思います。

【日常】日本と海外の働き方の違い

私は現在のフリーランスで働く以前にも外国の文化や慣習に触れる機会が少なからずありました。 ここでは、その初めて触れたときの違いや、カルチャーショックに近かったものをいくつか記しておきます。 私の場合、以前からドイツを中心にヨーロッパへいく機会が何度かあり、まずその生活ペースに日本とのギャップがありました。 彼らドイツの知人の働き方はですが、昼休みがとても長い2~3時間の休憩は当たり前で、スーパーなどのお店も一部の飲食店を除き、ほぼ同様の休憩は時間をとっているもので、ショッピングモールなどはさながらゴーストタウンの状態でした。 また、土曜日日曜日もほとんどのお店は午前中のみの営業で、こちらも同様の風景となります。 とはいえ、夕方から営業する飲食店や、一部夜の歓楽街のようなものが賑わっているのも事実ですが… 基本的に彼らの考え方は、休むために仕事をするということ。 これは大多数の日本人の仕事のためにむという考え方と異なり、彼らは普段、仕事のあとや、土日も午後に積極的にじたくで休もうとします。 我々日本人ならばその時間帯をレジャーに当てようという人も多いのではないでしょうか? 無論彼らもレジャーの時間は取ります。 極端な話では、夏季の休暇を1~2ヶ月分ほどまとめて取得してまとめて旅行したりとです。 私は日本では仕事をするときは、毎日のようにコンビニを利用していますが、これは本当に24時間の営業が必要なのかと、ふと疑問に思うことがあります。 もちろんこれらも当初は当時の働き方の上で頼りになる、安心の存在だったとは思います。 しかし昨今の日本では「働き方改革」なるものもさけばれ、少しずつですが、変革が訪れるような気がします。 自身がドイツで受けた生活のようになるとか言った話ではなく、簡単なことではないのかもしれませんが、日本も旧来の高度成長期のような労働を続けるのではなく、その時代にあった働き方のできる国になれればとせつに願う今日この頃でした。

【日常】得意なことと才能

私は何気にながら、料理好きを自負しています。 レシピ通りに作るだけでなく、食べたものを再現することもできると思っていますが、これが自身の才能なのかは分かりません。 よく、仕事上でも「才能」という言葉を耳にしますが、最初に述べた自分の場合はこれに該当しないと思います。 仕事上の才能とは、これを金銭に転化できるもので、人から評価されるものを指すのだと思います。 だったら自身も料理人になればという話になりますが、私はこれを仕事としたいとは思いません。 また、私には他にもパズルが得意かなと思う傾向の性質がありますが、ましてやこれは仕事に繋がるももではないでしょう。 見方によっては、何かを組み立てるのが得意なのかもとも思えますが… よく、趣味の延長線上で仕事をすると、その趣味が嫌になる人も多いと聞きます。 私もこれには賛成的で、せっかく自身が得意としているものを仕事の一部としてしまい、その才能が伸び伸びとしたものでなくなるのは、恐怖ではないでしょうか? 無論、仕事上で才能を発揮し、その分野のトップを目指せる方もいるかと思いますが、これこそごく一部の人間だと思います。 何だか卑屈な気持ちでの文章で申し訳ありませんが、これら思うところのある今日この頃です。

【精神疾患】休職中について

いざ、仕事から離れての休職中の生活について、主治医からはとにかくダラダラしてでも休むことに集中とのことで指示を受けていました。 反面、自身としてもとにかく日常生活の中で、物事に対してのやる気というものが起こらず、トイレに起きる以外はほぼ寝床のなかという生活が1~2ヶ月ほど続きました。 睡眠事態は、薬の服用である程度のリズムはとれていたのですが、食欲が明らかに減退しており、体重も5~6キロほど落ちました。 会社との窓口も産業医とだけとして、月に1回程度とし、自身ではこれが限界で、上司との連絡などは意識的にしないようにしていました。 この何もやる気が起こらないというのは非常に厄介な症状で、以前は好きだったことも興味が湧かず、例えば映画を1本見るようにしても内容が全く頭に入ってこないような状態が続いていました。 何より罹患した時季が冬季ということもあったため、逆にずっと寝床に伏していても苦にならず、結果的にこれは休めたことと、症状が長引いてしまったことの両方の側面があったようです。 休職して3ヶ月目くらいに少しは心の余裕も出てきたため、ここで傷病後に初めてAmazonなどでネットショッピングをすることができ、スマホゲームの課金などでもプレイして少しは楽しむことができました。 もちろん依然として、経済的な将来の不安はあったので、自身の決めた範囲、月に数千円程度の出費でしたが… 逆に辛かったのがどうしても外出が必要なとき、満員電車などは無論無理でしたし、人が大勢いる人混みなどにいると、緊張というか、動悸というかが止まらず、その場にいれなくなる不安にかられてしまうことでした。 また身近な場合でも、例えば私の場合、2~3週間おきにメンタルクリニックへ通院していたのですが、この頃には既に主治医へ自身の症状だけではなく、その経緯もお話しして信頼関係を築いていましたが、通院の待ち時間で同じような緊張と動悸が出ている状態が続いていました。 (実際に診察やカウンセリングを受けると、何事もなかったように治まるのですが…) そんなこんなもあって、私は在宅でのフリーランスの仕事に興味を持ち、この数ヵ月後の退職に向けて本気で考え出すのですが、その話はまた別の機会とのことでお願いいたします。

【日常】フリーランスという考えについて

私は現在、フリーランスと言ってWeb関連や執筆関連の仕事を中心にしています。 でも、社会的にはまだフリーランスというものがなかなか認知されているとは思わず、程度がよければ個人事業主、最悪は無職と判断されてしまいます。 また、政府も「一億総活躍社会」とは言いつつも、フリーランスで働く我々の法整備は別に、流動的な転職市場として正社員のことばかりを考えているように見えてしまいます。 そもそもなぜ私が今になってフリーランスという道を選択したか… フリーランス実態、10年ほど前から活発化していたのかもしてませんが、当時は非正規雇用の問題も活発化していたと思うので… 私の場合は、20年ほどサラリーマンを経験して、二点ほど自身にどうしても合わないことがあったためです。 ひとつ目は、元々人に指示されての業務に嫌気がさしたためです。 これは組織が縦割りの企業だからということではなく、よく能動的に動けと言っておきながら、どうでもいいような仕事とは言えないようなことも、上司から変なタイミング指示され、自身が実をいれている業務が頓挫する…というサイクルになってしまっていたからです。 ふたつ目は、チームで業務を進めるということに限界を感じたからです。 チームで結果を出すというのは聞こえはいいですが、この恩恵を受けるのは管理職だけです。 チームという建前ではありますが、評価の段階になると個々の貢献度とやらでチーム内で差がつきますし、何より私自身、コツコツと進める職人気質の技術屋だと思っているので、チームのペースにあわせて、チームメンバーと業務をシェアして、だと仕事に対する裁量が全く合わないと感じたからです。 個人的な考えですが、フリーランスで働く人って今後さらに増えてくると思ってます。 確かに経済的には会社員の方が守られていると思います、年功序列や終身雇用が崩壊して、今では転職も当たり前の社会です。 一生を通して一社に尽くす、忠誠心・会社愛…何て人はまずいなくなるでしょう。 だからこそフリーランスという選択肢もその中に入ってくるものと思います。

【過去】チャットボットからみるAI(人工知能)について

「人工知能」という言葉で思い描くのは何でしょう? 身近なもので言えば「Hey Siri」や「Ok Google」など? それとも映画ターミネーターシリーズにある「 スカイネット 」のようなもの? 私は対話型という意味では前者、完全な独立型という意味では後者をイメージします。 私は20年ほど前、初めてのチャットボットというものに触れました。 当時のものはあらかじめ決めら設定されている定型文をこちらが書き込んだ文章に対して返してくるだけのものでした。 無論そこにコンピューターの理論的思考なんてものはありません。 実は先に述べた、GoogleやSiriはこの延長線上のAIなのではとふと疑問に思うことがあります。 狭義でのAIという意味でGoogleやSiriは我々のインプットに対してインターネットという広大な領域からアウトプットを探し我々に対して提示しています。 私の知る範囲ではこれらが勝手に動き、我々の行動を先読みする機能はまだないと思われます。 もしこれらが論理的思考を備え、ものごと全てを論理付けようととすると、そこに人間の介入する余地は全くなくなってしまうと思います。 以前ニュースになったAIロボット、ソフィアが「人類を滅亡させる」発言がありましたが、これは明らかに人の手が介入されたプログラムでそこに何ら感情はないものだと思っています。 逆にAIによる感情、またもやになりますが映画の「 A.I. 」の主人公デイビッド、彼は「愛」という感情を理解し、それゆえの純粋さや苦悩が描かれていたと思います。 よく、AIの台頭で数年後にはなくなる仕事などがちまたでは話題のなることがありますが、究極の人工知能は自ら物事を自発的に考え、人間の持つ感情を理解できるもののことをさすのかもしれません。

【精神疾患】療養生活

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私がメンタルクリニックを人生初の受信をしてからの話です。 経緯は こちら 。 実際に受診するまでには、会社の産業医にカウンセリングなどのサポートは受けていましたが、一向に体調が改善しなかったため、ちょうど自身の自宅近くにメンタルクリニックがあったことから、受診をすることにしました。 はじめは主治医に自身の今の症状、焦燥感や漠然とした不安でとても業務に集中できる状態ではないことや、このときすでに睡眠のリズムも大きく崩れていたので、その旨を正直に話しました。 結果、自身の症状は「自律神経失調症」のようでした。 まずはきっちりと休める環境をとのことで、会社と相談して休職できるならすぐにでも診断書を出せますとおっしゃってくださり、抗不安薬と睡眠導入剤の処方でまた1週間後の受診を予約して初診を終えました。 しかしながら、その後、当時の処方薬の副作用もあったのかさらに大きく体調をくずしてしまい、1週間ほど通勤できない状態に…2回目のメンタルクリニック受診でとりあえず期間を設けずの休職用の診断書をいただき、あとは産業医との電話面談と、会社の人事への診断書や傷病手当などの必要書類のやり取りで休職に至りました。 このときは、会社への休職や傷病手当受給の観点から「適応障害」のある「鬱病」ということになりました。 病名がコロコロ変わるのに正直疑問はありましたが、主治医は真摯に自身に合う薬を受診の度に探ってくださったし、何より私の言うことを決して否定せず、一番助かったのは疾患に至るまでのプライベートなこと、例えば上司や部署の体制が合わなかったなど…まで聞きすぎないことが私にとって良かったです。 休職はとにかく休むこと、仕事のことは考えないこと、を主治医にも言われていたので、生活リズムを考えず、最初の何週間かは本当にほぼなにもしない寝て起きるだけのような生活でした。 傷病手当が実際に支給されるまでは、経済的な心配や不安がありましたが、どうやら金銭的な悩みも精神疾患には良くないようですね。 さてその後、私は結局のところ半年間会社を休んで退職に至るわけですが、その話はまたの機会にとのことでお願いいたします。

【過去】ホームページのSEO対策について

私は以前、SEM関連の会社でSEO対策の仕事をしていたことがあり、また今でもSEO関連の相談を受ける機会があります。 SEOって要は検索エンジンへの最適化なのですが、私は 「何かSEO対策をお願いします」 という質問に対しては 「ターゲットを見極めたホームページの内容に作り込んでください」 としか答えられません。 以前(相当昔)はリンクの増強など、小手先のテクニックで検索結果の順位を上げて満足している企業も多く、しかしながら検索エンジンのアップデートの度にやきもきする…なんてこともありました。 しかしながら今を客観的にみてみると、検索するユーザーも自身に最適な情報を得るまで検索順位1位のホームページだけでなく、検索結果の2ページ目以降も参照するユーザも少なくないと思います。 要は自分に最適な情報、例えば買い物などでいくつかの店舗の中から他店より1円でも安いものが欲しい人は、まず全てのお店を見てから行動するかと思います。 ホームページも同様で表示が検索結果1位だからといって、ユーザーがそこでなにも行動を起こさなければ、見るだけで結果(コンバージョン)につながりません。 だから私は上記のような質問には上記にようにしか答えられないです。 無論、SEO対策をマーケティングの一環として実施している企業は数多くありますし、SEMを専業としている企業を否定する気などは毛頭ありません。 ホームページを公開する側はGoogleやYahoo!へ向けて対策することも少なからずあるでしょうから。 昔から言われていることではありますが、検索ユーザーが検索したい疑問に的確に答えるのが検索エンジンで、その答えを用意するのが各ホームページの役割なのかな…と生意気にも思いました。 (※このブログは何の検索結果も意識していないですし、蚊帳の外的な存在であればと思っています)

【精神疾患】自己紹介と経緯

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私はこれまでWebの技術者として約10年、金融業界で約10年のキャリアを過ごしたあと、現在はフリーライターとして活動中です。 事の起こりは金融業界で過ごしていた2年目。 まずこの金融系企業に就職したのは、それまでWeb技術者として働いていて、祖母の介護のため2年間ほど職を離れていたことでキャリアチェンジをしたためでした。 それまで容姿自由、スキルや技能で評価をされていた自身にとっては全く新鮮な環境で、毎日スーツで出勤して業務は一部以前のキャリアをいかせていたものの、当時の環境の変化には違和感と言うか…窮屈さを感じていたのも事実です。 さて、時は経過しこの企業で2年目のある日、自身の部署が一新され、後から思えばこのときの上司が少々ヒステリック気味な女性課長と、個性を否定し生活態度や人間性のみで人を判断するような部長が就任したことでさらに周囲の環境が変わっていきました。 同僚の中にはこの状況に見切りをつけ、早々に退職した者も数名いましたが、自身は年齢やブランク明けの就職活動の苦労もあったため、踏みとどまり日々を過ごしていました。 ところがとある人事評価面談の際、それまでこの課長とは少々の小言や対立的意見を交わすことはあったのですが、これらが大事のように部長へ伝わっており、自身の勤務態度や人格を厳重注意され、また技術スキルの評価がわからないためか人事評価を大きく落とす結果となってしまいました。 その頃からか、業務に集中できなかったり、業務時間中に動悸や汗が止まらなくなるなどの症状が出始め、業務上のケアレスミスも多くなり、メンタルクリニックを受診することとなります。 …長くなってしまったので続きは次回の【精神疾患】で