【日常】私刑ということばについて

よくネット上、特にSNSなどで特定の人物をやり玉にあげ、中傷や逆怨みなど、あたかもそれが事実であるように世論さえも傾いてしまうことが、この「私刑」という言葉に該当するかと思います。

有名人や芸能人がよくターゲットとして狙われ、報道する側もSNSの情報に頼る場合も多いため、そこに網羅されている情報をもとにニュース等で報道することもあります。
その結果、世論もその報道を事実として動き、バッシングなどにつながってしまいます。

しかしながら、私はここで考えなければならないことがあると強く思います。
誰か一人が何気なく発信した情報が、世論であたかも事実のように動いている。
世論はネットと異なり、ある程度の感情をもって動きます。
感情のない書き込みが、感情のあるものとなって特定の人物にある日突然に襲いかかる…恐怖以外の何物でもないでしょうか?

我々はメディアを通して有名人や芸能人を見ることが多く、何かあればそれらの人々に対してネット上などで意見を述べられる機会があります。
肯定や否定、これらの意見をすることに私自身は何ら問題ないと思います。
しかし虚偽、ましてや世論を動かすほどの大ウソとなると、尋常なことではないと思います。
有名人や芸能人も我々と同じ人間です。
そして嘘は目に見えない形での暴力ともなり得ます。

「私刑」という言葉はこれら社会の闇が生み出した造語なのかもしれませんが、頭の片隅で考えるべき言葉なのかもしれません。

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