【日常】ストレスの指数とは

昨今では企業などでもストレスチェックを定期的に行っており、この結果を数値化したものをもって、産業医との面談や、精神疾患を未然に防いだりと、実施している会社も少なくないと思います。

しかしながら、私自身はこのストレスの数値化については否定的です。
私の経験上、必ずしもこのチェックで高スコアを出し続けることなどなく、精神疾患につながってしまいましたし、むしろ時には横暴的な人間が高スコアをだし続けたこともありました。
また、繁忙期にチェックを受けた際と、閑散期にチェックを受けた際では、質問に対する回答も変わってくるでしょうから。

ただ、企業側からすれば、ストレスチェックをしており、精神的な高負荷を防いでいるので、ストレスフリーな職場ですよと、免罪符的な要素も否めません。

私はメンタルクリニックに通う際に、精神疾患はけんこうしんだんのように数値化できるものではなく、その時、その状態にあった対処が必要とのことで、これに納得した上で通院をしていました。

現代の日本社会は何かと数値化し、それをもってエビデンスとして物事を進めがちです。
私もWebの分野で仕事をしていたときは、数値を見てそれを検証とするPDCAのサイクルで業務をまわしていた経験があります。
しかしながら、これらの数値は指標のひとつにすぎず、人間の行動心理や購買欲、季節変動など、様々な要素もあわせて見なければ成り立たないものであることも理解しています。

日常のストレスも一緒で、数値化しただけで満足するのではなく、その裏にどのような本質があるのか、ここまで見て初めてストレスチェックと言えるのではないでしょうか。


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