【過去】白夜のある季節

ヨーロッパ、特に北欧では今くらいの季節に「白夜」という現象があります。
その名の通り、日が落ちない夜がある日のことなのですが、日が落ちてから寝て、日の出とともに起床する日本人にとっては、なかなか馴染みのないものでしょう。

欧米では9月から新学期となっている国も多く、この時期に見れる独特なものでもあります。
これに合わせて、日本よりも短い夏休み~10月にある秋休みまでの間に起こる現象なので、海外旅行客のなかでも体験する人は少なく、現地の人も年に一度体験するかもくらいの頻度のものなので、何度か体験している私にとっては貴重な経験です。

ちょうどこの白夜の季節のあとから本格的に冬にはいるので、目安となるのはもちろん、早ければこのくらいの季節から湖畔などが凍りつく季節にもなりますので、秋休みくらいからは凍りついた湖畔の上での露店などもあり、湖の上が日本でいう縁日さながらの風景となる年もあります。

さて白夜の話に戻ると、私が初めて経験したのは小学生の頃で、日が明るいうちに寝て起きてと不思議な感じだったのを覚えています。
これが冬とかになると、逆に日照時間が4時間ほどの時もあり、暗いうちに学校へ登校して、同じく暗くなってから下校する生活なのですから、最初に経験したときは、慣れない中でめまぐるしい経験をしたのだなと改めて思います。

日本人ながらこのような経験をできたのは貴重でしたし、今ではプラスとなっていることも多々あります。
日本と他の国を実体験で比較できるという希な経験を書き残したいと思い、今回は本稿を書き記しました。

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