【過去】年功序列と終身雇用

日本の企業はもともと年功序列と終身雇用の慣習で成り立っていました。

私自身、始めて就職した企業もまだ年々勤続年数で、月給ベースで数千円~数万円アップする給与体系でした。
転職を重ねること、給与体系は人事考課による成果主義による給与体系へと変遷してきていますが、少なくとも私の思う範囲ではこれがまだうまく機能しているとは思えません。

企業ごとに評価基準が極端に違うのはもちろん、年功序列が崩れてしまっていることで、年齢の高い方でも、新卒初任給くらいからのスタートなんていう悪例も出てきています。

私はかつて転職した企業で、面接の際に「できるだけ長く働いてもらいたい」と幹部クラスから言われたことがありますが、その場ではっきりと「今のところは2~3年での退職を考えています」と言って受かったことがあります。
ちょうどこの終身雇用が崩れてきている転換期だったことが項をそうしたのかと思いますが、実際にはその会社には3年在籍して退職しました。
しかしながら、日本にはまだまだ終身雇用を前提に雇用する企業が数多くあります。
実際に労働契約書で「双方からの特に申し出がない限り60歳まで雇用する」なんて記載していた会社も実際にありましたし…

結果としての現状は、
・年功序列 = 成果主義との名目で極端に低い初任給の設定や、年齢や勤続年数による昇給を抑えている?
・終身雇用 = 恐らく上記のような給与体系&法整備が遅れているため、企業による解雇が容易でないことの裏返しになっている?
上記のように思ってしまいます。

日本の企業は強者で、従業員は弱者という構図はまだまだあると思います。
今でこそ「働き方改革」などといっていますが、サービス残業、長時間労働などが普通に横行していた時代もほんの一昔前まで当然のごとくありました。

海外の仕事に携わるようになり、日本の働き方は世界的に見てもあり得ない、むしろ後進的とさえ思うほどの企業文化がまだまだ社会の中に根付いてしまっているのではないか、と思っています。

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