【精神疾患】建前と他人の声

精神疾患の経験のある方のお話を聞くと、音に敏感になったという方が多くいます。
中でも、他人の声や話し方に敏感になったという人が多くいました。
このお陰というか、せいもあり、要らない詮索をしてしまう場面も増えたと言います。

人間、会話の中で建前で話す場面があると思います。
これは社会に出ればよりこのような場面もあり、物事を説得する材料とする場面で使われたり、マイナスな本音の角が立たないように包み込んで話す場合に用いることが多いと思います。

しかし、私の場合もそうでしたが、精神疾患にある状態のとき、これらの建前で話すということが通じないケースがありました。
何というか、まさに相手の話し方や声の抑揚で、本音で話しているのか、建前で話しているのかが何となく分かってしまうのです。
で、建前で話す相手に対して、こちらが本音で話すと当然ながら会話のズレが生じ、何故か大抵の場合、相手は怒ります。
…気を使って話しているのに…と。

しかし精神疾患の状態にあった立場から言えば、建前での会話は必要ないのです。
最初に話した通り、精神状態で相手の声や話し方の方が気になってしまい、話している内容から情報を得ようとするよりも、その話し方から情報を得ることが多いのです。

だから、わざとらしいリアクションや、必要悪でも嘘の会話はやめてください。
たとえビジネスシーンで上記のようなことが必要だと思っても、それでもやめてください。

私は他人の声に敏感になるのは、あくまで精神的な一部が鈍くなっているのと、また裏返しである感覚の一部分が鋭くなりすぎているからだと、経験上ながら思っています。

今回は精神疾患を受け入れる側からの疑問の声もあったため、本稿のようなことを書き記させていただきました。

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