【日常】同一労働同一賃金って本当に実現できるの?

昨今、同一労働同一賃金が叫ばれていますが、これは本当に実現できる話なのでしょうか。
今の社会の仕組み、段階から考えると、私は遠い未来の話になるような気がしてなりません。

会社では同じ企業内で正社員、契約社員、派遣社員…など、様々な働き方をしている方々がいます。
要はこれらで同一の仕事、ポジションの賃金を是正しようとしてることなのですが…私の経験上、例えば部署内ミーティングなど、正社員は全員参加するが、情報漏洩防止のため、契約社員と派遣社員は参加させないなど、ここで持つべき業務の情報がまず変わってきます。
また、この構図があると、業務指示は正社員から受ける形となるので、ポジションが同じ仕事と見なされていても、自然と差が生まれてしまいます。

更に壁となっているのが、役職による差です。
課長や部長などの肩書きがある社員でも、忙しくて本来の業務である管理マネージメントに手が回らず、現場の平社員にリーダー的立場の人間を置き、回しているような部署を考えてみましょう。
この場合、実質的に部署を管理しているのはリーダーに指名された人間で、部課長の管理職ではありません。
更にこのリーダーは他の平社員と同一の仕事も受け持っているポジションです。
この場合、どのようにして同一労働同一賃金を考えるのでしょうか。
少し極端な例かもしれませんが、私には全く考える基準が分かりません。

このように、他に是正すべき点が多々あるにもかかわらず、同一労働同一賃金の言葉だけが今は先行している印象です。
もちろん、同じ業務をしているのに、差があるのを是正することは必要だとも思っています。

これら、企業によって異なる事情のあるなかで、国策として進めていくのであれば、同時に厳格な方の整備も合わせて考えるべき局面があるのかと、私は切に思いました。

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