【日常】Webは結果がすぐに出るもの?

私がWebのコンサルで企業のマーケティング担当や広告担当の方からよく耳にするのは、「Webはすぐに結果が出るから…」というのを度々聞くことがあります。
これは私の思うところですが、半分は正解ですが、半分は不正解です。

正解の部分は前提条件として以下の二点がある場合のみです。
①そのWebを集客として使用している場合のみ
②Webのバックボーンも含めて定期的なリニューアルのできる予算と人材のリソースが潤沢にある場合のみ
以上の2点がないと、Webですぐに結果を出すということはできないと思っています。
(ちなみに私はあまり上記の類の依頼は仕事としては受けません)

不正解と言った残りの半分は、私の仕事として、最低でも2年くらいをかける必要があると思っている部分です。
サービスを展開しているWebとは異なり、コーポレートWebなどの案件が多いのですが、Webを展開してから最初の1年目はまずは狙った検索クエリ、キーワードでの検索の順位を可能な限り上位で安定させることを繰返し、ひたすら狙います。

その間、定期的な状況は顧客企業と共有しますが、月次レポートなどは出しません。
業種により必ずと言って良いほど繁忙期と閑散期があり、月単位ではアクセス状況の季節変動が出てくるからです。

で、いよいよ2年目からはSNS等も活用した施策なども取り入れていくわけです。

この時点でSEOに詳しい方ならば気づく点があるかと思いますが、既にリンク施策などに頼ったWebにはなっていないので、Googleの検索アップデートが起こったとしても大きな軸はぶれないので、多少の検索順位の変動はあったとしても、余計なSEO施策に奔走することはない状態となっている場合が多いです。

…これが今々、私が導いているWebコンサルティング論みたいなものです。
無論、異論のある方々もいることでしょうし、正解ではない部分もあるでしょう。
そもそもスピード勝負の急成長企業にはなかなか通じない方法だとも痛感している部分もありますし…

正直、Webには正解がないとも思っています。
日々動くものですし、検索する側からすれば検索結果に解決する答えがない限りは意味のないもの、かつ人によって得たい答えが違ってくるからです。


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