【精神疾患】買い物依存症という人

始めに述べておきますと、「買い物依存症」という疾患は正式にはありません。
では、世間的になぜこの言葉が使われるようになってきたのでしょうか。

人間には少なからず物欲というものがあります。
例えば身に付ける衣服のブランドや、仕事や日常生活を機能的にするための電化製品、コレクターの方々には収集するコレクション品など、挙げればきりがありません。
これらの買い物を計画的に行う場合は問題ないのですが、ストレスの解消のためや、欲しいものは借金してでも集めたいと思っている方も多くいます。
この後者に該当する人を「買い物依存症」と定義されているようです。

借金してでも~と述べましたが、これはギャンブルなどにも言えることで、精神疾患で外来として治療知る人も中にはいるようです。

また、昨今の買い物環境の変化も要因のひとつにあります。
ネットショッピングなどでは、早ければ次の日、極端に言えば注文した当日中にも買ったものを入手することができる場合があります。
過去にワークショップなどで聞いた中には年に約400回ネットショッピングでの注文をしているという人がいました。
つまり1日1回のネットショッピングではあきたらず、1日に複数回の買い物がネット上でできてしまう環境がそこにはあると言えます。

私自身もネットでの買い物はよくする方です。
家族の中では一番する方かもしれません。
それでも価格を見て、月々の経済状況を考えて購入を決めています。
依存症と言われる人は、上記のプロセスを経ないで、とりあえずポチるみたいな行動をするようです。

ネットやクレジットカードの利便性がある一方で、このような依存状況も生まれている…このような功罪はいつの世も生活の豊かさの裏には必ずあるものなのかもしれません。

今アツい投稿記事です

【日常】フリーランスは相手に主導権を取られないこと

【精神疾患】人はなぜ人を憎むのか

【日常】インボイス制度による激震

【過去】ドイツのグルメ

【日常】焼そばに合う紅茶