【過去】よい指導者にめぐまれれ組織ば伸びる?

会社でもよい上司、よい社長にめぐまれれば、組織は成長し、個々人も伸びて行くと思います。
その流れが次の後輩へと引き継がれて行く事が理想でしょう。

多くの組織ではそうなのですが、新規の事業を開拓する企業はそうも言ってられないのが現実です。
正解は市場や社会へ出てみないとわからないため、手探りで仕事を進める場合もあります。
そんな中でもよい指導者というのは、責任を全うして、属人的な仕事をしない、させない事が組織への貢献と言えないではないでしょうか。

過去にとある企業を取材したときの話になりますが、この会社は新興的な事業を展開していたものの、とあるきっかけで、社長が交代することとなりました。
それまで、完全な成果主義で、社内の給与差も大きく、人件費や、大きな広告費の展開で赤字ではなかったものの、かなり銀行からの借り入れが膨らんでいる状態でした。
新社長の体制は、あまりにも差のあった給与格差の是正、過剰な広告を抑えて、キャッシュによる内部留保などを断行しました。
これは当然ながら、給与の昇給があった社員もいれば、額面上で半分くらいにもなる社員なども出てきてしまいました。
また、内部留保を蓄えるようにしたため、業績面では数字上の健全化されてきた部分もあったようです。

しかしながらこの会社…社員の半分ほどは新しい人材に入れ替わってしまったようです。
当然ながら、収入面で不満のあった方もいるようでしたが、内部留保という考え方に不満を持った社員が多かったと聞きます。
確かに企業はバブル崩壊やリーマンショックの影響から、ある程度の内部留保を心配する会社が多いのは事実です。
しかしこれを過剰に経営で意識すれば、一見数字上は会社が健全化しているようでも、お金の流れ、回りは悪くなる部分もあります。
この会社では新卒、中途どちらの新入社員も給与面を見直し、この社長になって以降の採用は、それ以前よりも水準の低いものとなってしまったようです。

上記は、経営者としてのとある社長の一面ですが、これがよい立場の指導者といえたかは、人によって評価が別れることでしょう。
しかしこのように、指導者が変われば、組織が大きく変わることは現代社会では多分にあります。
そしてそれが自身にとって良い環境かどうか、離れてみるのも一つの手段だと思います。
今回紹介した取材事例は極端な事例とも思いますが、変化が大きい企業ほど、その変化の悪しき部分も同時に根付いてしまう可能性もあるので、過剰に変化をアピールする会社は注意が必要かもしれません。

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