【精神疾患】話し方が苦手な方

私の仕事の中で精神疾患関連の講演会に携わることがあるのですが、お話しいただく方の中には、話し方に苦手意識のある方が少なからずいます。
もちろん、舌の疾患などの後遺症で話し方に難のある方もいるかと思いますが、今回は話し方がどもってしまったり、震えるような声で話す方などにスポットライトを当ててみたいと思います。

講演会と言えば、その分野に知識の深い方や、識者の方の講演も多いですが、患者の方や、疾患の経験者の方々の講演も決して少なくなりません。
で、その中には先に述べたような言葉での伝え方が難しいとしている方々も多くします。

では、なぜそのような方々も大なり小なりの講演という場で登壇するのでしょうか。
答えは至極単純で、彼ら彼女らにも伝えたいこと、意思があるからです。

話のうまい人は、人を引き込み感化される人も多いと思います。
しかし、たとえうまく話せなくても、たとえ言葉足らずな話し方だったとしても、その話し手の確固たる伝えたい意思があれば、案外最低限でも伝えたいことは伝わり、共感してくれる人も多いです。
私もこれらの場面を目の当たりにして、いくつも感化された話や、共感した話を覚えています。

疾患を経験したことがある、または今でも患者として戦っている…これらの人々も声をあげたいことはあります。
話し方に苦手な意識があっても、声の抑揚や、ちょっとした動作で経験したリアルな状況が伝わる場合もあるのです。
私自身も緊張して話下手になる方の人間なので、こういう経験も今でも非常に勉強の場となっています。

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