【日常】採用活動が下手な企業

昨今、人手が足りないと耳にして、企業の採用関係のコンサルにまわる機会があります。

多くの方は、転職の入り口として、転職サイトや企業の採用ページをまずご覧になる機会が多いのではないでしょうか。
今回はそういった場面でのキャッチコピーや会社の説明で下手をうった事例をよくあるものを中心にいくつか紹介したいと思います。

・「アットホームな企業です」
⇒よくあるキャッチコピーだと思いますが、会社にドライな関係性を求める方には、この時点でフィルターにかけられ敬遠されます。

・「少数精鋭です」
⇒これは、既に仕事が回っていない、もしくは予算をかけられない部署の募集であると誤ったイメージが先行してしまう場合があります。
(もちろん実際にそのような部署の募集である場合もあるので注意が必要です)

・「定期的な飲み会で懇親を図っています」
⇒一昔前は多く見られたキャッチコピーですが…そもそもお酒が得意でない方からは敬遠されますし、飲み会イコール費用を割り勘で徴収される場合が多いので、月々にこれらの出費が…と考えるとマイナスなイメージが否めません。

・「福利厚生で毎年の社員旅行を実施」
⇒これも上記の例と同じで、会社とドライな関係性を保ちたい人にはマイナス訴求で、実際に福利厚生費用として、この社員旅行費用を給与から天引きで積み立てる企業もあるので注意が必要です。

・「チームで仕事を進めて結果を出せます」
⇒これは逆を返すと、個の評価がされづらい企業と映ってしまいます。
また、こういった企業はチームリーダの都合でスケジューリングが左右されやすい場合が多いので、できれば事前に残業や休日出勤の有無も合わせて調べておいた方がよいでしょう。

・「業務のための学習であれば支援を惜しみません」
⇒これもよくあるキャッチコピーですが、実際には就業時間後の勉強会の実施や、そもそもこのキャッチコピーで実績を記載していない会社は、このような暇もないほど忙しく回っている職場であることもあります。

…とまあ、私の見てきた事例に加えて、主観も少々入っていますが、企業は人を集めようと必死な反面、そのアピールや見せ方が下手な場合が多いです。
転職者の方々は、ミスマッチを避けるためにも、よく調べて、応募後も連絡の仕方や手段を見て、その企業の本質を理解してからの転職をしていただくことが望ましいと思います。

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