【過去】冷遇される日本のIT環境

ズバリ、仕事で使用しているパソコンのスペックは足りていますか?
私の過去の経験上、会社で使用しているパソコンというのは動く最低限のスペックしかないものが非常に多いです。

例えば、メモリが4GBしかないのを倍の8GB~さらに快適な16GBにすれば仕事が快適になりますし、HDDをSSDに変えるだけでも長い目で見れば時短につながる可能性が大きいです。
しかしながら、会社でこれらを訴えても通ることはほとんどないのが現実でしょう。

これらを本来必要とするエンジニアやクリエイターは専門職で、管理職のような決裁権を持ちません。
で、上記のようなことを管理職へ訴えても、管理側は必要なの可否を評価できないので、快適な環境よりもコストを重視して数万円の出費を抑えることを考えている…ということが多いのではないでしょうか。

だからこそ、私も会社員を辞めてフリーランサーの道を選択した一因でもあります。
必要なPCスペックを自身で選択して、仕事を進められますから!

話は少し変わりますが、先ほど専門職のエンジニアやクリエイターについて、日本においては彼らの仕事というのは非常に評価が低いように思います。
世界的に見て、給与水準がIT後進国となってきてしまっているのは周知されつつある事実ですが、これも正しく評価できる人材が育っていない、もしくはこの育成を蔑ろにしてきた結果だとも思います。

最近、Yahoo!JapanとLINE社の経営統合の話題が出てきまして、GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)に対抗できると報道で語っていた気がしますが…私は上記の理由から無理だと思います。
日本はIT貧困国なのです。
エンジニアやクリエイターの評価は右肩下がりなのです。

では彼等の年収水準を国際的な水準に合わせればGAFAと対等に戦えるのか…恐らくそれでも無理でしょう。
本稿で述べている通り、そもそもIT環境に対しての考え方が国際的に見てあまりに違いすぎるからです。
ここまでにしてきてしまった日本社会にも罪はあると思いますし、声を挙げてこなかった我々にも罪はあると思います。

ここまで少々辛辣に述べてきましたが、これらの事実、現実に気付いていない人もまた多いと思います。
まずは日本の…我が国特有のIT土壌に気づくことから…頭の片隅に置いていただけると少しは変わるのかなと思っています。

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