【過去】始業風景を取材した企業の文化

私は企業コンサルのうえで、直接その企業の就業風景を取材することも時にはあります。
今回はとある企業の始業風景を取材してそのときに出た肯定的な意見、否定的な意見の二つをヒアリングしてコンサルした経験をお話ししたいと思います。

その取材した企業については、特徴として始業時に二つのことをしていました。
ひとつは朝の10分間のオフィスの清掃と、朝礼での指針の唱和でした。
しかしながら、このそれぞれに社員からは肯定的な意見と否定的な意見が出ていました。
まずは以下、

・朝の清掃に肯定的な意見
オフィスを大切に扱う、これから皆で仕事を始めるとの切り替えがうまくできる、などの意見がありました。

・朝の清掃に否定的な意見
一刻も早く業務に入りたいため清掃に使う時間がもったいない、ビル清掃も入っているのでその方たちの仕事を奪っている、などの意見がありました。

また、朝礼に関しては、

・指針の唱和に肯定的な意見
お客様相手の仕事のため重要、法令遵守など業務にか変わる指針のために必要、などの意見がありました。

・指針の唱和に否定的な意見
社長の講話だけでも十分な朝礼、今の時代に錯誤しており宗教的な唱和は必要ない、などの意見がありました。

…この辺り、世代間での意見の相違や、全くバックグラウンドの異なるところから転職してきた方々には違和感のある企業文化と思う方が多かったようです。
また、代々の社長からの慣習的なと頃もあったようなので、このときは人事部長の方とも話す機会があったのですが、やはり今のご時世で見直す必要のある部分はあるとの認識だったようです。

このときの私の役目は、ありのままの取材記事をコンサル方へ事実として書き示すだけだったので、その後どうなったかは分かりませんが…

朝礼をひとつとっても企業の文化ではあるものの、時代と共に見直すべき部分は見直した方がよい場合が多いのかもしれません。

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