【精神疾患】テレビは見て良いの?

よくワークショップなどで議題に挙がることなのですが、精神疾患の療養中、または休職中にテレビを見ても良いのかということでお悩みの家族の方が多い気がします。

私の場合は特定の番組は避けるべきだと思いますが、基本的に症状が重くなければ大丈夫だと答えるようにしています。

では、実際にどのような番組は避けるべきなのか…これは私の場合ですが、まずドキュメンタリー番組で、内容は成功例でも失敗例でも見るのを避けるようにしていました。
無駄に自身と重ね合わせて、気が沈んでしまうため、人の成功や失敗にか変わらず、精神的な安息がこれらを見ることによっては得られないと感じたため、今でもなるべく見ないようにしています。

また、バラエティーなどのお笑い番組を見るのも当初は気を付けていました。
回復期にあるときはむしろ見て笑いの感情を表に出した方が良いかと思うのですが、罹患したてのときにこのような番組を見てしまうと、気分の高揚で一時的に「躁」のような状態に入ってしまい、そこから気分が落ち込んだときのダメージが倍増してしまう可能性があったからです。

逆に見てもよいというか…普段通りにテレビをつけていて問題ない番組などは、アニメーションやSF映画などと考えます。
明らかに現実で起こり得ない内容なので、読書などと同じように頭の中で切り分けて見れるため、逆に諸々なことから気をそらすという意味では良かったのかもしれません。

これらとは別に困ったことはニュース報道です。
これはテレビ番組に限らず、インターネットなどでも自然と情報がこちら側に流れてきてしまうので、意識的に避けるのにも限界があります。
ご家族のいるかたであればある程度は意識的に避けられるように時間帯を注意できるかと思いますが、独り暮らしの方などは、そのときの気分や体調にかかわらず、スマートフォンから自然と入ってくる情報もあるので、苦労された方も多かったようです。

ただ、テレビもあくまで情報取得の手段のひとつです。
このように割りきって考えれば、不要な情報は得ずに、必要な情報を得るためのツールとしてうまく利用してほしいものです。

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