【日常】時代の波に乗れない会社

会社員の方々からたまに耳にする話があります。

ある会社は、基幹のシステムを古いOSで構築しており、長年これを改編して使用しているため、切り替えられないとか。
また、ある店舗経営をしている企業は、このご時世のキャッシュレスの流れに乗らず、日本はまだ現金主義だと信じて対応しない方針を打ち出しているのだとか。

どちらのケースも、最新の設備を導入するとなると数百万~数千万、場合によっては億単位の改修費用がかかることも想定されるので、わからなくはないのですが、それぞれの企業のトップにこれらの話をぶつけるとそろって口をつぐむ傾向があります。

共に考え方は同じようで、顧客側ではなく、どうやらあくまで会社としての利便性を中心に考えているようです。
確かに今は上手くいっているなかで、急に古くなったからとか、国策での流れがそうなったから、というだけでは設備に数億円を軽く出すというのは難しい部分もあるかもしれませんが、先々を見た場合、いつかは必ず必要なときがやって来ます。

これらを今やるか、先延ばしにするか、これが時代の流れに乗れる経営者の資質の一つではないでしょうか。
企業でまず先を読んで行動できるのは、一社員ではなく、経営陣の役目だと、少なくとも私はそう思います。

企業は自社を本意で考えるのではなく、時代の流れ時流と市場社会にいる顧客の流れを読み、的確な対応をすることが一番に求められているのではないでしょうか。


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