【日常】採用広告の是正などについて

昨年くらいから継続してこのようなコンサル案件が増えてきている気がします。
要は採用広告を出すものの、欲しがる人材が求人へ来ない、また募集要項が関係各所の機関から是正するように勧告を受けている…などです。

前者は若年層の採用を厚くしたいものの、求人へ来るのはいわゆる就職氷河期世代の人材が多いとのこと。
社会の流れを見れば、当然と言えば当然なのですが、企業としては年齢層が高ければ、それなりの給与を用意して、スキルの高い人材を欲しがります。
これが、一般の常識範囲ならば良いのですが、あまりにも高いスキルを要求してくるのに対して、就職氷河期世代の方々はそもそも割りを食う形で人生を歩んでいるので、そこにミスマッチが発生している問題があるのです。
つまりは、求人側と求職側の双方に教育の機会が丸々と抜け落ちているのです。
求人企業はある程度の年齢に達している人材には積極的な教育をしようとしません。
これに対して就職氷河期世代の方々はそもそも教育を受ける機会を逸しているのにです。
この問題は根深いと思うので、双方の意識というよりは、社会の仕組みや考え方が変わらないと解決しない問題だと思います。

後者については、未だに年齢や性別をあまりに差別的に指定している企業が多い点です。
先に述べた問題のように、少子高齢化にも関わらず、ある一定層の年齢を避ける求人内容。
業務内容は性別や年齢を問わないような内容なのに、明らかに若い女性のみを制限として唱っている求人内容の企業もありました。
また、昨今の働き方改革で、定時と時間外労働を明確に書く企業ならまだしも、残業時間が明らかに非常識に多く明記する企業や、定時に括弧書きで「この時間で帰宅する社員はいません」…なんて堂々と書いている求人企業までもありました。
何というか…非常識にも程があるというか、炎上でも狙っているのでしょうかね?
もはやここまで来ると、是正のレベルを超えてしまっているので、私も然るべきところへ通報するしかないと思うのですが。

今回はコンサルというか仕事にもならないような一例でのご紹介となりましたが、企業の求人も、その時代と社会に合わせた適切な求人が行われることを願うばかりなのでした。

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