【過去】保険ショップが跋扈する理由

私が過去に金融関係の会社で働いていたときの話です。
この会社では保険も代理店として販売している事業がありました。

保険と言えば、多くの方も保険会社や保険代理店で契約するのが今では一般的だと思います。
保険会社の保険商品というのは、皆さんが毎月契約後に支払う保険料で成り立っています。
では、保険の代理店や、昨今町中でも見かける保険ショップというのはどのように成り立っているのでしょうか。
答えは簡単で、販売した保険商品に対しての手数料で成り立っている事業なのです。

銀行を利用する際もATMお金をおろしたり、振り込みの際は時間帯や日によっては手数料が発生することがあるでしょう。
これと同様で、例えば保険ショップなどでもお客様に保険商品の契約をいただいた際には、販売商品に応じて、手数料が支払われる仕組みがあります。

保険ショップは昨今、CMなどでも目にする機会が多いかと思います。
実のところ、これほどの広告費をかけられるのは、やはりその手数料の大きさに比例しているところもあるというのが実情のようです。
保険代理店や保険ショップがある保険商品をご成約いただいたとします。
するとお客様は毎月、契約した保険会社へ商品に応じた額を毎月支払うこととなります。
で、手数料というのはこの毎月の支払いに対しても発生していて、今ではどうかわかりませんが、お客様の支払われ多額の半分から100%にほぼ近い手数料が発生する商品も過去にはあったくらいです。
このような商品があるため、以前は多くの手数料が望める商品を優先的に販売するようなライフプランナーが跋扈した時期もあり、問題になりました。

考えてみてください、先に述べた銀行での手数料が一回数百円でもあれだけのメガバンクが存在するのですから、上記のような形で手数料を得る保険ショップなどは、毎日のように今のようなCMで広告を打つことは言わずもがな…な訳です。

私自身は直接この保険販売や、保険ショップの事業に関わったわけではありませんが、会社に在職中も金融庁による多くの問題の指摘や規制を耳にすることがありました。

最後に一言、保険代理店や保険ショップでの無料相談が成り立っているのは、販売の際の手数料で成り立っているから…これを理解した上で保険に対しての相談というものを是非考えてみてください。

今アツい投稿記事です

【日常】フリーランスは相手に主導権を取られないこと

【精神疾患】人はなぜ人を憎むのか

【日常】インボイス制度による激震

【過去】ドイツのグルメ

【日常】危機意識のない日本人