【日常】会社員による叛乱と逆襲

年始が明け、仕事初めとなる今の時期、退職を考える、またはこれを実行している会社員が急増しているようです。

私自身、会社の様々なしがらみが嫌で企業の組織を外れた人間ですが、今回の話は私同様にフリーランスへの転向を奨めるような内容ではありません。
この時期に退職をして、新年度の4月から新たな道を目指そうとしているか方も数多くいるでしょうから。

まず、正月で家族や親戚と集まり、自身の今の会社人生を客観的に見れる機会が生まれます。
そんな中で、自身の置かれている状況をまざまざと見つけられるのです。
年齢も若く、自分より労働時間も短いのに、自身の方が給与が少ないとか…
兄弟、従兄弟の職場環境が素晴らしく恵まれている話を聞き、自身のパワハラやセクハラまがいに近い職場環境だと気づいてしまったり…
と、改めてその場で思い知らされるのです。

また昨今ではこの時期の退職者は、新卒者よりも中堅やベテランの会社員、あるいは管理職クラスの幹部などの方々が多いようです。
同時に今噂の退職代行サービスもかきいれ時だとか、そうじゃないとか。

当然ながら会社側は留まるように説得することもあるでしょう。
時にはパワハラまがいの方法で。
だからこそ、退職代行サービスも繁盛するのではないでしょうか。
欧米の企業を見てみると、このような事例はほぼ無いと言ってもよいでしょう。
そのときの会社が気に入らなければ辞することは普通ですし、何より入社時の契約もしっかりと定める場合が多いので、引き留めなどの問題は皆無と言っても良いくらいです。

さて、問題を元に戻すと、会社員側からすれば、この年末年始を過ぎた時期であれば会社に大きな迷惑もないと思い、この時期の退職を選択しているそうです。
辞める側の社員がここまで気を遣っているのに、会社は引き留めや、人手が足りない…など、まずは職場を改善するという考えは日本の企業にはないでしょうか。

私は日本は世界的に見ても、古き良きを美徳として、あまり変化を好む人種ではないと思っています。
今このとき、この瞬間が、社会を変えていくべきではないでしょうか。
少々壮大なテーマで終わりとさせていただきますが、まずは現状が本当に正しいのか、日本の会社は問うて考えてみていただきたいと思います。

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