【過去】逮捕経験のある方への取材

私は過去にWeb記事の執筆のあたって、何らかの理由で逮捕された方への取材をしたことがあります。
この場では詳しい説明は省きますが、簡単に言うと無論、送検~起訴にあたらない方々で、主に軽犯罪から、暴行罪や器物損壊罪、公務執行妨害罪…などで逮捕された方々です。

まずはなぜ彼らが逮捕に至ってしまったのか、主には職務質問に対しての抵抗や、ストレス過多である一線を超えてしまったなどの理由がありました。
確かにストレスから、といった理由は多く、仕事や会社に対して、現代社会を象徴していると思われる事由が多々見られました。

話を続けますと、現行犯で逮捕となった場合、よくあるイメージでの手錠による拘束などはほとんどないようです。
手錠をかけられるのは、事前に逮捕状が出ていて、直接留置場などに連行される場合が多いようです。

で、まずは最寄りの交番などで簡単な聴取と所持品の検査が行われるようです。
それが済むと、ほとんどのケースでは更に逮捕された場所の管轄する警察署に連行されるようです。
ここでよくある警察の個室に通され、本格的な聴取が行われます。
この聴取は場合により数時間~一両日ほど続いたという方もいました。
更には顔写真の撮影も行われ、警察のデータベースに登録される作業もこのタイミングで行われるそうです。
軽犯罪であれば、数時間の取り調べと事情聴取ののち、解放されるようですが、その犯罪が起訴された場合は後日、裁判所への出頭などが生じる可能性があるそうです。
また、被害者や損怪物のある犯罪の場合は、実況見聞などで立ち会わされることもあり、犯罪現場で別途、写真の撮影に応じる必要もあるようです。

彼らに共通して言えるのは、私の取材した方々は至って普通の人間だったということです。
逮捕の事案後に仕事を辞めざるをえなくなった方や、精神疾患を患った方もいましたが、町中にいれば普通に歩いているような方々なのです。
彼らは口を揃えて言っていましたが、私たちはこの社会になかにいる以上、気の緩んだ瞬間、何かしらの理由で、いつでも警察に逮捕される可能性があるとのことでした。

例えば、職務質問に答えるのは任意とされていますが、答えなければ警官は次々に同僚を呼び、しまいには公務執行妨害、また体に触れようものならば、暴行罪というケースもあったようです。

これらとは別に冤罪の逮捕もあるようですが、これも基本は推定有罪として事情聴取や捜査が行われ、何日にもわたり交流された例もあるようです。

我が国は法治国家と言われており、表向きの完璧さはあると思いますが、裏では今にも崩れ去りそうな古き悪しき習慣の柱が渦巻く状態となっているのも否めないかもしれません。

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