【精神疾患】何もできない、したくない…
精神疾患を患うと誰しもが通る道ですが、動きたくないし、ただ何もせずじっとしていたい瞬間があります。 これは人によっては長引くことも少なくありません。 当然ながら、仕事もできず、日々を過ごして行くのだけがやっとの状態。 休職しても、傷病手当は出ますが、これは1年半が限度で、この時間だけでもとに戻れる人はまた限られた人といっても過言ではないでしょう。 就業不能保険などもあるようですが、これも同じく精神疾患の場合は支給期間に限度がある場合がほとんどのようです。 ご家族がいる場合には、収入補償保険もあるようですが、独り身の方は最終的に実家に頼る方も多いようです。 しかしながら、本当に働く意欲が減退してしまった方は長期にわたり、アルバイトでさえ足を延ばせない実情もあるようです。 精神障害者として認定されれば、段階により障害年金の対象となる場合もあるようですが、同時に仮にいざ働ける状態となったときにその間口が一気に狭くなっている現実の壁に突きあたる方もいるそうです。 障害者として雇用されれば、時間的な融通はきくものの、その分の収入は健常だった頃と比べると大きな開きが出てしまうということです。 私のようにフリーランサーで常に副業状態に至ればまだましなものの、企業に再就職してしまうと最低限な生活は送れるのかもしれませんが、まず副業をしようという余裕もあまり考えられないでしょう。 上記、決して私のような転身や生活を奨めるわけではありません。 私だって時に最低限度ギリギリの生活を経験したこともなきにしもあらずです。 しかしながら、昨今での社会の潮流として、企業の副業解禁や、同一労働同一賃金の流れがあるなかで、精神障害者の社会的な向上も少しずつですが見えてきているのではないでしょうか。 未だに精神障害者への偏見や、犯罪的なイメージもまだあるのが事実だと思います。 しかし、前にも述べましたが、犯罪は健常者が起こしているものが遥かに多いという事を忘れないでください。 今年はオリンピックに続きパラリンピックもあるので、障害者にとって、良い社会進出のきっかけが生まれる年になって欲しいと切に願うばかりです。