【日常】能ある鷹は爪を隠さない?

日本のことわざに「能ある鷹は爪を隠す」というのがあります。
私はこれは能力のある人は、それを大っぴらに出すことはせず、または人に見せつけるようなアピールをしない人格者…と解釈しています。

しかしながら昨今、標題にある通り、能力のある人間はそれを最大限に活用して、世間にアピールし、生活力をつけていく、というような潮流もあるのかなと思いつつあります。
例えばある著名人(アイドルやユーチューバーなどに置き換えてイメージしてみてもよいかも?)が、過去には家に引きこもってばかりのインドア派で…何て話を耳にすることがあるかと思います。
それでも彼ら、彼女らは明確な目的を持って、努力しながら目標に突き進み、著名になりました。
これがもし本当に何もしたくない引きこもりであれば、動く努力もせず、著名になるなどあり得ないことなのですから。
本当に著名人になれた一握りの人は、持てる能力を最大限に使って、その能力を隠すことなく、ただただ目標に突き進んだ結果なのだと思います。

でも、これらの逆も考えてみてください。
要はある環境下において、必要な能力に恵まれず、それを隠しながらでも突き進めなくてはならない状況だったら…ということです。
こういう状況に陥った人は、単にその環境で能力が発揮できなかっただけかも知れず、他に才能を持っていることに気づいていないだけかもしれません。
また、能力を発揮できていないことを回りに悟られない…これだけでひとつの才能と言えるのかもしれません。
もしかしたら、今の私もそんな状況に遭遇していた可能性も大いにあります。

このように「能のない鷹は爪を隠す」は、決して悪いことでも恥ずかしいことでもないのかもしれません。
今の時代、「能ある鷹は爪を隠さない」に越したことはないのでしょうが。

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