【日常】企業ブランディングの真髄と問題点

最近よくコンサルティングの仕事をしていくなかで、ブランディングという言葉が飛び交うときが少なからずあります。

要はその企業のブランドイメージをどのようにしていくか、ということなのだと思っていますが、実情としてその企業が考えるブランドイメージと、世間の考えるブランドイメージは必ずしも一致せず、解離している場合が多いという現状がある気がします。

企業の担当者に伺うと、ある程度の愛社精神もあるためか、結構プラスなブランドイメージの意見を多く聞くことがあります。
しかし世間の我々消費庄側の考えを見てみると、CMや広告でのイメージが先行していて、何のサービスかよくわかっていなかったり、競合他社と比較して強い弱いのイメージがあったりと様々です。

ですが、ある瞬間で企業と世間のブランドイメージが合致する瞬間が、私はあるように思います。
かなりマイナスな感情の話になってしまうのですが、それはその企業が不祥事を起こしたときです。

例えばその企業が脱税したとか、社員の中から逮捕者が出たとか、こう言ったときは企業も躍起になってブランド回復に努めますし、世間もその企業にはかなりのマイナスイメージのレッテルが貼られます。

私自身はそういったブランディングのコンサルにはまず手を出しませんし、恐らく企業側も広報や宣伝部署でどうこうなる話ではないと思いますので、一定期間はブランドの回復というのは不可能に近い話だと思います。

このように企業の命運を左右しかねないブランディングというものですが、時には成長に活かせるものでも、時には廃業の危機もある諸刃の剣であることを覚えておいて損はないでしょう。


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