【日常】「仕事をください」本音は言ってはいけないのか
私自身にも言えることなのですが、このご時世「仕事をください」という本音はあります。
しかしながら、仕事を依頼する側の意見を聞くと、こういう本音を言う人間は敬遠したくなるとも聞きます。
近代までの日本人は本音を言わないことが美徳、みたいな雰囲気が確かにあったように思います。
痛かろうが辛かろうが、本音を圧し殺す。
全然大丈夫じゃないのに、人には大丈夫と言う…みたいなことです。
要は、集団の中で吐出した意見を出さずに、いい人を演じて押し黙る人が評価されてきたから、このようなことがあったのだと思います。
でも考えてみてください。
本音を言わないと言うことは、事態があなぬ方向へ進む場合も、更には悪い事態へ進んでしまう場合もあるのです。
話は少しそれてしまいましたが、仕事に関しても、やりたい仕事に手を揚げたとき、仕事は上の人間が割り振るものだから、あなたに直接割り振ることはできない、となってしまった場合、せっかく「仕事をください」と手を上げてもその人はチャンスを失うことになってしまいます。
そしてその人の評価も、組織にたてつく人間…となりかねないのです。
どうやら日本人は前例のないことを嫌い、変化を嫌います。
上記の関連で言うと、企業の人事評価も欧米並みなものかというと、そうではないのが現状。
一部、年功序列的なものが残っていたりもする会社もまだまだ多いのではないでしょうか。
昨今話題のテレワークにしても、なかなか企業は実施しようとせず、このコロナ禍に迫られて動いた会社も多い気がします。
最近でこそ、本音が通用する社会や、それによる助けの輪が広がりつつあるのかもしれませんが、正直、建前や集団の中での日本人と言った部分では、まだまだ民度の低い部分があるのだとも思います。
「仕事をください」は決して勇気のある発言でもなく、前のめりの卑しい発言でもないのです。
企業の担当者の方へ、一考してみてはいかがでしょうか?
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