【精神疾患】泣いてまで拝み倒すのは愚かな行為?
なりふり構わず、どうしても目的を達成したいとき…誰しもがあることだと思います。
しかしながら親しき仲にも礼儀あり、というように、時にはある種の迷惑を他人へ被ってしまうこともあるでしょう。
人間社会である以上、こういったジレンマは常にあるのですが、精神疾患経験者の場合、このような状況を一番恐れる場合があるのです。
例えば迷惑と思うことでも、友人などの場合には手助けをしてくれる人もいるでしょう。
精神状態が不安にある場合は、これを過剰に意識してしまい、迷惑と思わず求める場合があるのです。
また、満員電車等をイメージしてみてください。
満員電車が苦手とかパニックを起こす人というのは、距離感をうまくつかめず、ちょっとした接触でも迷惑をかけたと思い込んでしまい、時には泣き崩れてしまうこともあるのです。
では、このような方々と接する場合はどうすればよいのか…
たとえ泣きつかれても冷静に接してあげることです。
泣きついているのに無理に静かにしろといなすのではなく、相手が何を不安に思っているのか…余裕があれば考えてみてください。
それはその人の尊厳やプライドなのかもしれないし、親しき人の場合には、友情を失うことを恐れているのかもしれないのです。
だから、普通のことではないと恐れることもありません。
とにかく不安でいっぱいな気持ちが、人に泣きつくような感情で出てきているだけなのです。
中には愚かな様とか、あるいは気違いのような目で見る人もいると思います。
客観的に見れば、同じ人間ではありますが、気持ちの表現が全く違うように見えてしまいますから。
でも人間の社会ではこういった事象を理解するということもできるはずです。
確かに今の世の中、世知辛いことも多いと思いますが、人を思い、理解する気持ちがあれば少しは変わるのかな…とも思います。
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