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【精神疾患】非常事態と雇用状況

例えばですが、今世のような非常事態と呼べるご時世の中、精神障害者の方々の雇用状況にも少なからず変化が起きています。 内定の取り消しや、非正規での雇い止めは、健常者のそれと同等かそれ以上にはあるのですが、雇用の本質である収入減の事例が続々と出ているのです。 建前かもしれませんが、ある程度の規模の企業は、一定割合で障害者を雇用しなければならないこととなっています。 しかしながら、この障害者というのも精神障害者も身体障害者も含まれています。 中には昨今でのパラリンピックを見据えて障害者アスリートを雇用した企業も多いと聞きます。 彼らのほとんどは、正社員であっても時短勤務や時間給で勤めている方々も多いです。 ですから、現状のような事態となると、更なる時短勤務か、無給での自宅待機や出勤停止を命じられているケースが増えてきているようです。 雇用は維持されているので、欧米で言うレイオフのような状態なのですが、まだこれらは表面化されていないようにも見えます。 経済活動で問題が起きても、表面的に見えるのは、やはり普通と言われる社員のことで、どうしても障害者の問題は表面化することはなく、報道される機会も少ないので、知る機会は非常に少ないでしょう。 でも、こんな現実も確かにあるのだと、まずは知っていただければ幸いと思い、今回は閉めさせていただきます。

【精神疾患】治療とリハビリ

昨今の新型コロナウイルスの影響で、仕事上の影響もあり、久々の記事更新です。 永らく、様々な角度でメンタルクリニックや心療内科を見てきた中で、社会復帰のためにリハビリを必要とする患者さんも少なくありません。 しかしながら現実、これには壁があるのも事実です。 実はこのリハビリという行為は、治療の段階で行うことができません。 外科や内科もそうなのですが、治療の終了をもって、精神疾患においては、寛解という状態で初めて開始することができるものなのです。 この話だけ書いてみると当然ながらそうなのですが、問題は患者さんの抱える疾患が複数ある場合などです。 少なくとも、いや、ほとんどのケースでこれらの患者さんはリハビリの施設などから断られる場合があるのです。 例えば、精神疾患は寛解しているのですが、同時に内臓疾患を治療中の患者さんがいたとします。 この患者さんが内臓疾患の治療を続けながら、精神疾患からの社会復帰のためのリハビリをしたいと思っても、かなり狭き門なのです。 これが、高齢者の場合は更になおさらです。 話が少しずれてはくるのですが、寝たきりの高齢者が増加傾向にある一因にこれが関連しているのではないかという話も耳にするくらいです。 本来のリハビリは、身体機能を以前の状態に戻したり、一定の社会生活をできるようにするためのものなのだと思うのですが、現実は医療との連携がうまくできておらず、管理しやすいようにして予後を見守るだけだったり、また他の責任を負うのを恐れるがあまり、手をさしのべられない方々が多くいるのも実態なのです。 平等に社会復帰の得られるチャンスのある仕組みがあれば、それこそ社会で活躍できる方も増えますし、極端な話、救える命も多くあるはずです。 リハビリは医療とは別ですよと言われてしまえば一蹴されてしまう話なのかもしれませんが、是非うまく仕組みをつくって、そんな世の中になってほしいと思うばかりでした。

【日常】企業ブランディングの真髄と問題点

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最近よくコンサルティングの仕事をしていくなかで、ブランディングという言葉が飛び交うときが少なからずあります。 要はその企業のブランドイメージをどのようにしていくか、ということなのだと思っていますが、実情としてその企業が考えるブランドイメージと、世間の考えるブランドイメージは必ずしも一致せず、解離している場合が多いという現状がある気がします。 企業の担当者に伺うと、ある程度の愛社精神もあるためか、結構プラスなブランドイメージの意見を多く聞くことがあります。 しかし世間の我々消費庄側の考えを見てみると、CMや広告でのイメージが先行していて、何のサービスかよくわかっていなかったり、競合他社と比較して強い弱いのイメージがあったりと様々です。 ですが、ある瞬間で企業と世間のブランドイメージが合致する瞬間が、私はあるように思います。 かなりマイナスな感情の話になってしまうのですが、それはその企業が不祥事を起こしたときです。 例えばその企業が脱税したとか、社員の中から逮捕者が出たとか、こう言ったときは企業も躍起になってブランド回復に努めますし、世間もその企業にはかなりのマイナスイメージのレッテルが貼られます。 私自身はそういったブランディングのコンサルにはまず手を出しませんし、恐らく企業側も広報や宣伝部署でどうこうなる話ではないと思いますので、一定期間はブランドの回復というのは不可能に近い話だと思います。 このように企業の命運を左右しかねないブランディングというものですが、時には成長に活かせるものでも、時には廃業の危機もある諸刃の剣であることを覚えておいて損はないでしょう。

【精神疾患】薬に頼らない治療法もあるの?

あくまで精神疾患の治療の第一歩は選択肢として、今々は薬による治療が第一選択肢となっていますが、まずはその前提としてのお話をさせていただければと思います。 これらは多くの場合、抗精神薬に始まり、抗不安薬などの安定剤や、睡眠導入剤などの睡眠薬と併用して服用することが多いのが現実でもあります。 また、漢方薬による治療方法も一部には浸透しているようですが、そもそもこれらの薬に頼るのに抵抗のある人もいるでしょう。 かくいう、私も当初はそのような考えでしたが、とにかく気持ちの部分も含めて休む、というためのあくまで補助的な立ち位置で薬を服用した過去もあります。 しかしながら服用を続けると利点ばかりでなく、マイナスな面も出てくることもあり…例えば依存により、薬を服用しないと気分切替のスイッチがうまくいかなくなったり、薬がないと寝られなくなったり…という方も少なからずいるそうです。 では服用薬に頼らない治療法もあるのでしょうか。 私の聞いた限りでは、ごくごく限られた場合に少ないケースで適用されることもあるそうです。 症状が軽度であったり、毎日の睡眠リズムが十分にとれている場合や、定期的なカウンセリングのみで劇的な症状の改善が期待できる場合など…であるそうです。 無論、精神疾患は多くの場合、ストレスに起因する場合が多いので、これらのストレスを抱え込まず、うまく解消できていることも前提としてあるでしょう。 実はここでも気を付けなければならない部分があるそうで、例えばタバコを吸えば気分が晴れたりする人や、お酒を飲めばストレスが解消されるといった人では、副次的な害として肺疾患や肝臓疾患などの別の疾患まで抱え込むリスクがあるためです。 喫煙や飲酒が、抗精神薬の代わりになってはなんの意味もないですからね。 …これらが、今のところの実情のようです。 精神疾患の分野はまだまだ症例研究の余地もあり、今後も様々な治療法が確立される可能性があると、罹患時に主治医から聞いたことがあります。 私もそう思っていますし、今後もひとりひとりの個々人にあった治療法が広く認知去れていくことを心より願っています。

【日常】床屋は料金よりも…

私は調髪に行く場合、幼少期より昔から利用している地元の床屋を利用します。 しかしながら、昨今では1000円で利用できるヘアカットや、果てはワンコインの500円カットまで街で見かけるようになりました。 では、私がなぜこれらよりも数倍の価格がする地元の床屋を利用するのか…答えは簡単で融通が利くからです。 正直、昔から親の代も含めての付き合いという点も否定していませんが、やはりひとつひとつの仕事の丁寧さも格安カットと比べればその比ではないと思っています。 洗髪もあれば、シェービングもあり、これらを含めての価格に納得感があると思っています。 何よりお任せでも、好みがわかってくれているので、自身のイメージする調髪を大きくはずすということはありませんし… 今でもしみじみと思うのが、調髪中に私の首筋や肩のどの部分が凝るかも理解していただいているので、毎回のように調髪後はその部分をほぐしてくださいます。 これらがあるので、正直な話、コストパフォーマンスとしても格安カットに見劣りしないと思っていますし、毎回のように利用しているのだと思います。 無論、格安カットも調髪の安さは利点として頭一つ出ている存在だと思いますし、そのニーズにあったお店だとも思っています。 でも、私はやはりそれでも地元の床屋なのです。

【過去】転職活動でよく目にする企業を信用してはならないワケ

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私は過去に、今でもよくCMなどでもよく目にする企業へ転職した経験があります。 もしかしたら、誰しもがCMや雑誌の広告などで幅広く知られている会社で働いてみたいと思うことがあるかもしれません。 しかし、私の経験で言うと、ちょっと立ち止まってよく考えてから決断をした方がよい場合が多々あるような気がします。 確かに有名企業に勤められれば、ある程度のステータスや安定が求められることもあるかもしれません。 現に何十年も歴史があり、実績もある会社であれば、私もそれは恐らく否定しない場合が多いでしょう。 ちょっと問題意識を持っていただきたいのは、新興で有名となった企業のことです。 前述のテレビCMや様々な広告、果てはスポーツの冠協賛までしている新興企業もあるのは事実なのですが…これには少しのカラクリがあるのも事実です。 実は、一昔前まで通用した手法で、大量広告・大量採用というものが通用していた時期がありました。 まず、企業認知のために大量の広告費を投じて、ある程度まで世間の認知度を高め、その後に大量の求人広告を様々な求人サイトに投じるというものです。 一見、成長企業の成功事例のようにも思えますが、バックボーンに問題がある場合もあります。 大量の求人広告で採用している分、大量に退職している方々もいる…実態が人材の使い捨てとなっているような会社もあるのです。 そういった企業ほど即戦力なるスキルを過剰に求めたり、完全成果主義として、その会社に都合のよい人材ばかり厚待遇で、その他の方々は最初から異常に給与待遇が低かったり…とするわけです。 具体的には言いませんが求人広告で、やたらと店舗数業界No.1を強調する某フランチャイズチェーンや、相談件数業界No.1を強調する某相談事務所など、上記のようなバックボーンのサイクルがあるため、いくらこれらのアピールポイントがあったとしても管理体制が追いついていない会社があるのも実情です。 私個人としては、このようなアピールでは決して求職者にささるものではないと思うのですが… もちろん、すべての企業がこのようなことではないと思うので、転職活動中の求職者の方々は、自身にマッチした企業へと転職の道を開いていただければ幸いと思っております。