【精神疾患】知ることと休む習慣を身につけよう

 誰だって疲れて思い切り休みたいということはあるでしょう。

しかしながら思うように休めない環境に置かれている方も多いと思います


精神疾患を抱えた方の場合、このタイミングと休める環境をつくることが治療の第一歩としてとても重要になります。

例えばある日、どうしても動きたくない(動けない)と思った日があったとします。

1日や2日なら、学校や仕事を休むことで解決できるかもしれません。

しかしこのようになりつつも、休めないような環境が半年間くらい続けばどうでしょうか?

だんだんと感情のコントロールができず、怒りっぽくなったり、急に訳もわからず涙を流すような人も出てくるそうです。

そうなると体がサインを出してきている状況ともなってしまい、終いには昼夜決まった時間の寝起きができず、家から一歩も出れなくなるようにもなるそうです。


これには、いかにこのような状況に早く気づけるかも重要なキーポイントであり、気づくのが早ければ早いほど治療も早く済みますし、寛解までの道のりも長くはならないことが多いようです。


ですから、精神疾患の兆しとも言えるサインが出始めたら、とにかくすぐにでも必ずや「休む」ということが言われているのです。

一見遠回りとも思える休む行為で、どう休めばと思う方々もいるようですが、本当に横になって寝ているだけでもいいんです。

時間の無駄だと思う人もいるかもしれませんが、これが必要なことなのです。


そんな中でも、家族の心配や、経済面での収入の途絶える心配なども認めて頭をよぎることがあるかもしれませんが、こういった心配や不安を先延ばしにしてでも休むべきだと考えます。

こういったことは、国や市町村の制度で後から助けられることも少なからずありますし、何よりストレスを抱えていては身体的に休んでいても精神的には休めていないからです。

だから、可能であれば実家や近しい親類の家に身を寄せて休むということも一つの手段だと思います。


自分の状態を知って休む、そして休んだ上で自分というものを知るということが、まわり回って自身にとって一番よい結果が得られるのかもしれません。

今の世の中のスピードは早いと感じるかもしれませんが、急がばまわれの精神でのりきりたいものです。


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